NHK受信料で訪問時間の規定は存在しない!?論外な時間帯の例

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やっとの思いで引っ越しも終わり、お仕事も疲れている中、自宅で夜間、つかの間の休息を楽しんでいる時に、突然、チャイムや「どんどんどん」という、ドアを叩く音が・・・。そしていざ訪問に応対してみると「nhkです、本日は受信契約の件でお伺いさせていただきました。重要なお話になりますので、玄関先での御対応を~」なんて言われた日には、せっかくのつかの間の休息も台無しです。そもそも、nhk受信料の徴収や受信契約の関係の訪問で訪問してはいけない時間の規定などはないのでしょうか?

 

”訪問時間に関する規定”と”ありえない訪問時間帯の事例”を見ていきましょう。

 

 

 

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NHK受信料に関する訪問時間の規定や法律は存在しない!?

 

 

NHK受信料の集金人(地域スタッフ)もやはり毎日必死に業務を遂行しているので、ついつい夜22時以降やもしくはそれ以降の時間帯に訪問してしまうケースも決してゼロではありません。一人暮らしの女性などは、こんな時間の訪問、恐ろしいと感じる方もいらっしゃいますよね。このNHKの深夜の訪問、いかがなものでしょうか。

 

 

実は意外にも、法律において「NHKの受信料集金人はこの時間からこの時間は訪問してはいけません。」というものは存在しません。

 

しかし、地域スタッフや、彼らを統括する存在である委託法人、もしくはNHKの営業担当部署にもやはり「こんなに遅くに訪問してしまうと後でクレームになってしまうかもしれない」というギリギリのボーダーラインというものが存在します。

 

 

そのため、地域にもよりますが通常は21時以降の訪問は控えるよう、集金人は指導されているケースが多いようです。

 

 

また、訪問販売など、実際に家までやってきて取引を行う事業者を規制した法律である特定商取引法では、おおよそ21時から翌朝8時頃の訪問は生活の平穏を害するということで避けるよう指導しています。したがってNHKの勧誘、集金スタッフも特定商取引法の時間帯を参考にしているのでしょう。時間帯でいえば常識的な時間帯ですから…

 

 

特定商取引法施行規則第7条

「迷惑を覚えさせるような仕方」とは、客観的にみて相手方が迷惑を覚えるような言動で あれば良く、実際に迷惑と感じることは必要ではない。具体的には、正当な理由なく不適当 な時間帯に(例えば午後9時から午前8時まで等)勧誘をすること、長時間にわたり勧誘を すること、執ように何度も勧誘をすること等はこれに該当することが多いと考えられる。

 

経済産業省:特定商取引に関する法律等の施行について より(12ページ中頃)

 

 

 

となると、それ以外の時間に訪れた場合はその時点で訪問する資格を失っていると言える?(しかしNHKの場合は販売ではなく契約の奨励であり、やはりこれには該当しない!?)

 

ポイント

・NHKの訪問スタッフの訪問時間は法律で規制されていない

・訪問販売の例においては特定商取引法で21時〜翌8時までは控えるべきと言われている

 

 

 

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実際にあったトンデモ訪問!?

 

とはいうものの、やはりNHK受信料の集金人は歩合制という形で働いている人も多いため、残念ながらとんでもない時間帯に訪問する人もいます。

 

一説によると、深夜23時過ぎにとある地方都市の集合住宅にNHK受信料集金人が訪れ、”その集合住宅の中で受信契約が済んでいない世帯すべてのチャイムを鳴らしてまわった”というお話があります。

 

その際、偶然起きていた人が対応し、非常識な時間帯の訪問を咎めて、「NHKにクレームを入れます」と伝えるや否や集金人、「受信契約を最初から済ませていない方が悪いのだから、何時だろうが確実に会える時間に伺います。クレームを入れるというのであれば、どうぞお入れください。ただし、法律を犯しているのはあなたの方です。」という理論で契約を迫ろうとしたことがあったとか…。これが本当の話なら驚きですね。

 

 

もちろん、このケースだとそもそもNHK以前の問題として、夜も遅い時間帯に自宅でくつろいでいた人を玄関先まで引っ張り出して超強気な対応をしているため、ひとまず受信契約を断って翌朝すぐにNHK営業センターなどに苦情の電話を入れても問題がないレベルです。

 

こういった営業スタイルを取らざるを得ないくらいノルマに切迫している集金人もいるようですので、もし深夜に訪問があった場合は「夜遅い時間の訪問なので、お話をする気はありません、お引取りください。どうしても、ということであれば日中の時間帯に出直してください。」と伝えてインターホンを切ったり、ドアを閉めたとしても社会人としてルール違反ではないでしょう。

 

 

【12月6日ニュース】

【最新12月版】NHK裁判で受信料が合憲とされた概要と今後の動きについて

 

【12月7日】

NHK受信料制度が合憲により激化する”スクランブル化”の声

 

 

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<管理人:アンテナ> ちょくちょくニュースとして話題にあがる”NHKの受信料”関係に関心を持ったのでこれをテーマに情報を体験談を含めまとめています。 意外と知られていないことが多く、契約者でもまだ契約をしていない人でも知っておいた方が良いことがあるので参考にしていただければと思います。 ※受信料逃れや不払いを助長するような目的での運営ではありません

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