
テレビを持っているのに受信契約を行っていない「未契約世帯」を訪問し、受信契約のお願いをする、というのがNHK地域スタッフの主な仕事内容になります。受信契約を結んでいるかどうかは住所で調べればすぐに分かるので、一見すると楽な仕事のようにも思えますが、実際にはそうはいかないようです。
では具体的に、どんなところが大変なのでしょうか?経験談や求人票などの情報からクローズアップしてみましょう。
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地域スタッフの実態
NHKのスタッフと思われがちな地域スタッフの雇用主は、NHKとはかかわりのない一般企業です。その一般企業から「委託業務」として訪問・契約の仕事を引き受けているのが、地域スタッフになります。
委託なのでオフィス勤務のように退社時間や休憩時間が定められておらず、自分のペースで仕事を進められるというメリットを持っていますが自由な反面、きちんと仕事をしたという成果を示すためには「成績」を出さなくてはなりません。
NHK地域スタッフの場合の「成績」とは受信契約や口座振替手続き、転居による住所変更手続きなどになります。「訪問したけど断られた」「留守だった」は仕事をしていなかったと同義でもあるという厳しい一面があるのです。
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給料と歩合の一例
営業職でNHKの業務委託を受けているとあって、給料はしっかりもらっていそうなイメージの方も少なくないのではないでしょうか。
実際にインターネットの求人サイトなどで登録されている地域スタッフの給料を見てみると、地方では月15万から、首都圏でも月20万から程度、というところが大半です。
正直、少ないと思ってしまいますよね?
ただし、上記の給料はあくまでも最低支給額になります。営業職特有の「歩合」というシステムがnhk地域スタッフにも導入されており、各種手続きの取り次ぎを行うことで決められた額の給与加算が受けられるのです。
新規契約、転入手続き、口座振替申込み、などの手続きを行うとマージンがもらえるというのは、生命保険の外交員なども同様です。
スタッフの”強引さ”を生み出す原因の”ノルマ”とは
「歩合はそこそこでいいから最低支給額だけもらって営業業務を続けたい」なんて甘い考えができないように「ノルマ」という制度も取り入れられています。
NHK地域スタッフのノルマはNHK本社が決めると言われています。
ノルマの課し方にはいろいろな方法がありますが、nhk地域スタッフの場合は営業所ごとにノルマ件数が定められるようです。同じ営業所にやり手のスタッフがいれば、自然とノルマは達成されますし、そうでなければ一人頭何件など営業所内でのノルマ割り当てがあるでしょう。ノルマ値の設定は地域の世帯数と未契約世帯数の兼ね合いで決まるそうです。
やはり仕事が大変だったNHK地域スタッフ
営業経験のない人にとっては、歩合やノルマというシステムだけでも「大変そう」と感じるかもしれません。しかも、NHK地域スタッフはさらに訪問先で冷遇されるという辛さも抱えています。
・nhkの単語を出しただけで先方の顔色が変わった
・後日再訪問の約束をしたのに不在だった
・営業していたらスマホで動画を撮られた
などスタッフ自身の苦い経験談も数多く報告されています。不要ならアッサリと断られるだけのほかの営業商材とは異なり、契約義務のある家庭全てを伺わなくてはならないNHK地域スタッフならではの辛さと言えるのではないでしょうか。勧誘スタッフが来るとついつい身構えてしまうかもしれませんが、彼らもまた、毎日の生活をしていく為に仕事をこなしているのです。
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