イラネッチケー裁判で判決結果を勝訴までを簡単にまとめてみた

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テレビは設置しているけどNHKの放送は見ません!という人の中には、なぜ自分が見ない放送局に受信料を払わないといけないんだろう?と疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。見ないと言っても受信できる以上は払わなくてはいけないというのが現状のようですが、特殊な機械「イラネッチケー」を使用してNHK放送を受信できないテレビを作ったらどうなると思いますか?そして実際にNHKを観れない環境にしてから裁判を経て判決結果が出ましたので、事の始まりから勝訴までの展開をご紹介していきます!

 

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NHKを映らなくするイラネッチケーって何?

 

筑波大学の研修室が開発した、テレビ放送波のなかでもNHKのもののみを弱める働きをする装置がイラネッチケーと呼ばれる機械です。

インターネットでも購入可能で、値段は5,000円程度となっております。

利用に当たっての注意点としては、NHK以外の放送波にも影響を与える可能性がゼロではないこと、関東圏の一部(東京スカイツリーからの放送波を受ける地域)でしか利用できないこと、の2点が挙げられます。

 

 

お値段は5000円程

 

 

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イラネッチケー裁判の全貌

 

イラネッチケーを設置してNHKの放送波を受信できない状態にしたテレビを設置し、「NHKを見られないから受信契約を結ばない、受信料を払わない」という主張のもとで起こされた裁判のことを、イラネッチケー裁判と呼びます。

 

 

長年勤めていたNHKを退職し受信料問題に異論を唱え続けている立花孝志さんという方が原告です。

裁判はすでに何件か起こされており、判決結果の出たものも数件ありますので、その経緯と結果をチェックしてみましょう。

 

 

しかし初戦は敗訴

 

2015年に起こされた最初のイラネッチケー裁判では、敗訴という判決結果が出ています。

壁の中にきちんとイラネッチケーを取り付けて挑んだ裁判でしたが、「いつでも自分で取り外しが可能である」という理由でこの判決が言い渡されました。

テレビアンテナを外して放送を視聴できない状態を作っても、すぐ再設置できるため受信契約の解除は不可、という考えと通じるところがありそうですね。

難しい工事なしで取り付けられる点も魅力の一つだったのですが、どうやらこれが仇となってしまったようです。

 

 

敗訴した箇所を対策をして勝訴を掴む

 

敗訴の理由を受けて、今度はイラネッチケーをレーザー溶接で取り付けてから申し立てを行いました。

審議の結果、自力での取り外しが不可能な状態であることが認められ、このイラネッチケー裁判では2017年1月に勝訴の判決結果が言い渡されました。

 

 

請求されていた受信料の支払い義務はなく、受信契約も結ぶ必要はなしという結論になったのです。

 

 

その後の経過は?

 

レーザー溶接以外の方法で、自力での取り外しが不可能と認められるケースはあるのかなど、まだまだ模索中の状態が続いています。

現時点では、一連のイラネッチケー裁判の原告となった立花孝志さんが溶接費用を含む2~3万円でNHKの写らないテレビ工事を引き受けています。

NHKの受信料問題に一石を投じるかたちとなったイラネッチケー裁判は、今後の展開にも要注目と言えるでしょう。

 

 

【12月6日ニュース】

【最新12月版】NHK裁判で受信料が合憲とされた概要と今後の動きについて

 

【12月7日】

NHK受信料制度が合憲により激化する”スクランブル化”の声

 

 

 

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<管理人:アンテナ> ちょくちょくニュースとして話題にあがる”NHKの受信料”関係に関心を持ったのでこれをテーマに情報を体験談を含めまとめています。 意外と知られていないことが多く、契約者でもまだ契約をしていない人でも知っておいた方が良いことがあるので参考にしていただければと思います。 ※受信料逃れや不払いを助長するような目的での運営ではありません

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